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第1章|道可道、非常道 —「名を超えた経営」へ

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目次

原文

道可道、非常道。
名可名、非常名。
無名天地之始、有名萬物之母。
故常無欲以觀其妙、常有欲以觀其徼。
此兩者同出而異名、同謂之玄。
玄之又玄、眾妙之門。


現代語訳(意訳)

語ることのできる「道」は、永遠の道ではない。
名づけられる「名」は、永遠の名ではない。

名を超えた“無名”は天地のはじまりであり、
名を持つ“有名”は万物の母である。

だから、欲を離れているときにこそ「奥義(妙)」が観え、
欲を持つときには「現象(徼)」が観える。

このふたつは同じ源から出たもので、名が違うだけ。
それらはどちらも“玄(ミステリー)”と呼ばれる。

そして、その奥の奥にある「玄のまた玄」こそ、
すべての真理と創造の入り口なのだ。


五次元経営の視点からの読み解き

老子の語り五次元経営における意味
道可道、非常道手法・戦略・ノウハウとして“言語化された道”はすでに「思考の産物」。五次元経営では、思考を超えた“存在の質”こそが真の「道」。
名可名、非常名ブランド、肩書き、資格などの「名」は仮の姿。イマココの経営は“無名”=本質の意識から始まる。
無名天地之始静けさ・沈黙・プレゼンス(存在の質)から創造が生まれる。
有名萬物之母思考や意図は現実を形にする“母”であり、実務や現象レベルでは不可欠。
無欲で観る「欲を持たない=在ることに寛ぐ」ことによって、奥にある“真理”が見えてくる。五次元経営における“今ここ”の意識。
有欲で観る目標や戦略(意図)を持つことで現象を読み解く=水平方向のマネジメント。
玄之又玄直感・共鳴・ひらめきの源泉。言葉を超えた「深い内なる叡智」こそ、経営変容の鍵。

三人の覚者の解釈

▶ ラマナ・マハルシの視点

  • 「言語化された道は本物ではない」=“私は誰か?”という自己探求を続けることで、“真の道”に沈んでいく。
  • 「無名」とは、“私”という思考の前にある“在ること(I AM)”そのもの。

▶ エックハルト・トールの視点

  • 思考はすべて過去の産物であり、語られた瞬間に「道」ではなくなる。
  • “今ここ”で感じられる沈黙とプレゼンスが、すべての始まりであり道。

▶ 五井昌久の視点

  • 「無名」とは神そのもの。「祈り」を通じてその源(無名)に繋がることで、有名(現実)の調和が訪れる。
  • 経営もまた祈りの表現である。

まとめ|名前を超えた“今ここ”の在り方が、すべての始まり

「名前のつけられる戦略や肩書きに頼るのではなく、
名もなき“在り方”に帰るとき、経営は自然に展開しはじめる。」

五次元経営とは、戦略やKPIに先立って、
経営者自身の意識の“静けさ”からビジネスを始める在り方です。

“今ここ”に沈んだとき、
その沈黙の中から「全体性」があなたを通じて現れ始めます。

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