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第3章|不尚賢、使民不争

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原文

不尚賢、使民不争。
不貴難得之貨、使民不為盗。
不見可欲、使民心不乱。

是以聖人之治、
虚其心、実其腹、弱其志、強其骨。
常使民無知無欲、
使夫智者不敢為也。

為無為、則無不治。


現代語訳(意訳)

賢者を高く評価しなければ、人々は争わない。
貴重な財をもてはやさなければ、人々は盗もうとしない。
欲しいものを見せびらかさなければ、人々の心は乱れない。

だから、聖人の治め方はこうである。
心を空にし、腹を満たし、志を柔らかくし、骨を強くする。

常に人々を「知識や欲望」に引き込まず、
策を弄する者たちが、手を出せなくなるようにする。

「無為であること(自然な流れに任せること)」によって、
治まらないものはなくなるのだ。


五次元経営の視点からの読み解き

老子の語り五次元経営における意味
不尚賢・不貴貨・不見欲他者との比較・評価基準(賢さ・財・欲)を手放すことで、内側の静けさと創造が生まれる。競争から共鳴へ。
虚其心・実其腹思考(マインド)を空にして、身体・感覚・存在(腹)を満たす。イマココの経営は“上(頭)”ではなく“下(丹田)”で整える。
弱志強骨欲望主導の志ではなく、地に足のついた強さ(骨)を育む。理念より体現。
無為にして無不治コントロールや支配ではなく、共鳴と在り方で全体を調和へ導く。“やらずして整う”経営。

三人の覚者の解釈

▶ ラマナ・マハルシの視点

  • 知識を集めようとするマインドは、真我から離れる。
    「私は誰か?」の探求を続けることで、自然に欲望は消えていく。
  • “無為”とは、何もしないことではなく、「思考を挟まないこと」。

▶ エックハルト・トールの視点

  • 欲望や評価は「思考の物語」であり、“今ここ”を離れる原因。
  • 頭を静かにし、身体の感覚に戻ることで、心が整い、世界が整い始める。

▶ 五井昌久の視点

  • 世界を治める力は、知識や策ではなく、「静けさの力」。
  • 人の心を本当に整えるのは、「祈り」と「想念の浄化」であり、
    無為とは、神に任せる境地。

まとめ|評価・欲望・策を超えた経営へ

「やるべきことをやっているのに、なぜ整わないのか?」
その答えは、“余計な意図”にあるかもしれません。

五次元経営は、知識を積む経営ではなく、
空(くう)から整う経営です。

  • 評価を気にしないとき、あなたの在り方が周囲を癒します。
  • 欲望に基づかないとき、自然と調和が戻ってきます。
  • 策を弄さないとき、本質が見えてきます。

「無為の力」とは、何もせずに諦めることではなく、
自然に、静かに、深く、“意識の軸を整える”ことなのです。

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